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先日、北朝鮮が行った潜水艦発射弾道ミサイル発射に関して、韓国内で原子力潜水艦の導入論が持ち上がっている件に関して韓国の国防総省は導入計画は無いとする発表を行いました。

韓国国防省は29日、議会関係者から要望が上がっていた原子力潜水艦の導入について、今のところそのような計画はないことを明らかにした。議会関係者から要望は、北朝鮮による潜水艦発射型弾道ミサイルの発射実験成功を受けて、上がっていたもので、韓国国内では同時に、北朝鮮対抗の見地から核武装論なども持ち上がっていた。

BusinessNewsline
記事にも書かれているとおり、原子力潜水艦導入計画については北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の打ち上げに成功したことを受けて韓国の政治家、特に与党セヌリ党の一部の国会議員から北の脅威に対して原子力潜水艦の導入は有効であり、報復手段の一つになるという共同声明まで出していたとのことです。

原子力潜水艦に関してはフランスあたり導入計画をもちかけてくると考えられるのですが、韓国が考えている潜水艦は攻撃型原子力潜水艦ではなく弾道ミサイル原子力潜水艦というもので北朝鮮が行ったようなSLBMを発射できるタイプであり常識的に考えれば最終的には核兵器運用を目指すという計画になっていたと考えられます。

ただ、問題なのは韓国は核兵器の開発が全く行われていないことや、肝心の潜水艦に関してはドイツが設計したものを製造する技術水準です。もちろんSLBMに関する技術もゼロとなっており、仮に導入が決定されたとしても開発には相当な時間を要します。


確かに北朝鮮とは未だに休戦状態で「核兵器による先制攻撃」と脅しをかけられている身からすると日本とは立場が違うのは理解できるのですが、まるでカップ麺を開発するかの勢いで共同声明を出したことは異例です。
しかし実際のところは北朝鮮の脅威はありがならも他国が持っているのだから私達はそれ以上のものを持つべきだという考え方もでき、原子力潜水艦に関してはこれまでも散々みられた『見栄』からくるものもあるのではないかと思われます。

現実的に考えれば隣国の攻撃に対しての報復の手段であれば地下に格納するミサイルサイロでも十分に有効であり地球の反対側まで行き発射できるような原子力潜水艦にこだわる必要はないものと考えられます。
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