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救急車を含め緊急走行する車両に道を譲る人がほとんどない韓国。この社会問題に関して韓国政府は法律を改正し違反者には最大で200万ウォン(約18万円)の罰金を科す法律となりました。

救急車や消防車、パトカーなど緊急自動車がサイレンを鳴らし緊急走行している場合、日本も韓国も道を譲らないと行けないと明記されているのですが、何故か韓国ではほとんど守られていないことで有名です。私達からすると理解し難い行動なのですが、韓国政府は事態を重く受け止め「消防基本法」を一部改正し早ければ来年上半期にも施行されるとしています。

消防車を無視する車が多すぎた?韓国で「道を譲らない行為」... - Record China

具体的には「消火や緊急救助のために出動した消防車に道を譲らなかったり、任務を妨害するなどした場合」として日本円で1万8000円~18万円の罰金を科すとなりました。現在の韓国の道路交通法では罰金はあるものの約6500~7300円の範囲に収まる程度だとしています。

記事によると毎年韓国全土で行っているという『消防車に道を譲る訓練』があるそうです。訓練では実際に救急車や消防車が緊急走行を行い道をゆずる活動を実施しているのですが、これで検挙される例が年々目立っており、2013年では98件だったもののさ2015年には368件に増えているとしてます。



道を譲らない韓国人の主張

何故韓国人は緊急車両に道を譲ろうとしないのでしょうか。今から6年ほど前に韓国のインターネット世論調査会社マクロミル・コリアが全国1000人の男女に対し行われたアンケート結果があります。(複数回答)

1. 道を譲れるスペースがない (75.4%) 
2. 本当に危険な状況なのか信じられない (35.9%) 
3. ほかの車が譲らない (24.4%) 
4. 道を譲る方法が分からない (12.5%) 

また韓国ではレッカー車や警備会社の車両が緊急車両と同じようにサイレンを鳴らし道路を走っているとされ、区別がつきにくいと回答した人も57%いるとしています。

こちらの規制も必要ではないかと思ってしまうのですが、それでも道を譲る気が無いというのが韓国の実態であり、昨年行われたおよそ7分間の緊急走行訓練でも道を譲った車が一台もいなかったとしており極めて深刻な状態に陥っていると報じられていたこともあります。(参考)