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ISIL、イスラム国に対して中東で軍事介入を行っているアメリカ軍。この戦闘に関して米軍におけるの人員的な被害はごくわずかとなっており圧倒的な戦力差があることが分かりました。

米軍による対ISIS空爆作戦のこれまでのキルレシオは、米兵1名の戦死に対してISISの戦死者は1万5000名に達していることが明らかとなった。米中央軍トップとなるGeneral Joseph Votelの発言としてTimeが報じた。

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2014年8月から米軍はイラク国内で9月にはシリア国内に潜むISIL、イスラム国に対して航空戦力を中心の空爆を実施しています。投入されているのは空母艦載機からF-22・F-15Eといった陸上基地から飛び立つ戦闘機や戦闘爆撃機、長距離爆撃機、そして遠く離れたところから遠隔操作が行える無人攻撃です。また一部ではトマホークといった艦艇から発射する巡航ミサイルが使用されています。

2年余りの戦闘に関して最近米軍側が発表によると、ISILの戦死者は15,000名に対し米兵の戦死者は1名の割合で生じているとしており、死亡しているのは一部エリアで投入されている米軍の特殊部隊とみられています。

▼JDAM(精密誘導爆弾)を投下するF-15E(参考)
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これまで様々な軍事介入を行ってきた米軍がなぜ今回は航空戦力のみ投入するのか、陸軍を投入すればわずかな期間で殲滅することができるとされ批判の対象にもなっていました。 
これは長い時間をかけてでも過激派組織を壊滅させるというオバマ大統領の判断とされておりベトナム戦争やイラク戦争では多くの兵士を失いそのたびに批判の声が強まったことを考えると戦闘としての効率は良いとは言えないものの特に心理的な面では十分な効果を出しているものと考えられます。