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アメリカ空軍が配備予定の『B-21』というステルス長距離爆撃機に対して愛称を「レイダー」と名付けたと報じられています。レイダーは今後100機あまりが配備される予定です。

【9月20日 AFP】米空軍は19日、次世代戦略爆撃機B21の名称を、第2次世界大戦(World War II)中に日本を攻撃した爆撃機部隊にちなんで「レイダー(Raider)」とすると発表した。

AFPBB News
B-21は元はLRS-Bという爆撃機開発でボーイング及びロッキードマーチンの企業連合案とノースロップ・グラマン案の2つが開発され結果的にノースロップ・グラマン案が採用することが決定し今年1月26日には完成予想図が初公開されていました。

B-21は大型の戦略爆撃機で一般的な航空機と同じように有人機で陸上基地にて運用されます。置き換えられるのは1952年に初飛行したB-52の現行型、そしてステルス爆撃機で知られるB-2です。

▼B-21に置き換えられる(予定)のB-52
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B-21の性能については形状から予想できる有人機、ステルス機、長距離爆撃機、亜音速で飛行する程度しか明らかになっていません。1機あたりの導入コストはおよそ1億ドル、約500億円(B-2のおよそ1/4程度)とされ米軍は最低でも100機、最終的には175~200機を配備する計画があるとしています。

記事によるとレイダーという愛称に関しては2100件の提案が寄せられ米空軍内で選定されたものだとしています。

ノースロップ・グラマンはB-2爆撃機の他にもドラマ『トップガン』でおなじみのF-14 トムキャット、大型の無人偵察機RQ-4等を開発しています。