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次期主力戦闘機導入計画としてF-35が選定された日本を含め海外では導入を目指す計画が進められています。その一つ、デンマークに関してもF-35が選定されたもののF/A-18E/Fを推していたボーイングが選定結果が不服だとして法的手段に出ていると報じられています。

デンマーク政府が自国空軍の次期主力戦闘機としてLockheed MartinのF-35を選定したのは不当だとしてBoeingは15日、法的手続きによる不服申し立てを行うことを発表した。デンマーク政府による次期主力戦闘機コンペでは、Lockheed MartinがF-35Aを、BoeingがF/A-18を推すことでコンペが行われていた。

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このコンペとは日本でいうF-X『次期主力戦闘機導入計画』と中身は同じものと考えられるのですが、デンマークではF-16という戦闘攻撃機の後継機としてロッキード・マーティンのF-35、欧州各国のユーロファイター・タイフーン、そしてボーイングのF/A-18E/F スーパーホーネットが候補となっていたそうです。

デンマーク政府は今年に入りF-16の後継機は『ロッキード・マーティンのF-35』と選定したものの、これに異議を申し立てを行ったのはボーイングです。ボーイングはF/A-18E/Fに対して性能やコストについて不正確な評価が行われたと主張しており、改めて正当な評価の元で両社の機体の性能やコストを比較するよう不服申し立て行うという法的手段に出ているとしています。

▼主に空母で運用されているF/A-18E/F スーパーホーネット


実は近年、ボーイングは同様のコンペで負ける度に異議申し立てを行っていることが明らかになっています。例えばアメリカ空軍が使用する次期空中給油機としてボーイング、ノースロップ・グラマンとエアバスの企業連合の2案があったもののボーイングが選定落ちするという結果になっていました。しかし、今回のように異議申し立てを行った結果、前回の選定が覆りボーイング案に再選定された事例があります。

また同じくアメリカの次世代戦略爆撃機の開発計画 『LRS-B計画(Long Range Strike Bomber)』でもノースロップ・グラマン案とボーイングとロッキードマーチンの企業連合案の2つがあったもののノースロップ・グラマン案が採用されたところまたも異議申し立てを行っていました(ただし結果は覆らなかったとされています)。


日本の次期主力戦闘機導入計画でもボーイングのF/A-18E/Fが候補にあがっていたものの最終的にF-35が選定されています。
理由としてはF/A-18E/Fは空母で運用する艦載機であるため翼が折りたたみ構造になっている他、着陸装置が他の機種よりも頑丈にできているなど陸上運用では不要なものが多くコストパフォーマンスが悪い点が指摘されました。また機動性や加速力など他機種に劣るとされ騒音が大きくアメリカでも訴訟が起きたことがマイナスになったとされています。(参考)

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