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今月1日、発射台で燃焼試験中に爆発したスペースXのファルコン9ロケットに関して、高圧ヘリウムガスタンクが破損したことによる事故の可能性が高いとして報告されています。

第一段目の燃焼試験実施前に突如として爆発したファルコン9ロケットに関してこのロケットを運用しているスペースXは原因の可能性としてヘリウム漏れにあるとする事故報告を発表しています。

Новая информация о взрыве Falcon 9 1 сентября

スペースXによると事故はエンジンの燃焼試験を行う8分前に発生したとしておりロケットの第二段目、液体酸素タンク内にある高圧ヘリウムガスタンクが破損しガスが漏れた出た結果、液体酸素タンク及び燃料供給系が破損し出火、爆発したとしています。
ただし、何が原因でヘリウムガスタンクが破損したのはか現段階ではわかっていないとしているのですが、爆発するわずか前に『異音』が録音されているらしくヘリムガスタンクの破裂音の可能性が考えられます。



ファルコン9に関しては2015年6月に同じく2段目のヘリウムガスタンクが原因とする爆発事故が発生しています。ただしこの事故はヘリウムタンクを固定する支柱が折れたことによる爆発とされており今回の事故とは原因が異なると考えられています。

スペースXによると爆発事故による発射台の被害に関しては、激しい爆発だったものの施設自体は復旧可能な軽微な破損だったと報告しています。