image_28

通信から各種観測まで人工衛星は様々な使い方ができるのですが、このチャンスを先進国以外の国々も行えるよう国際連合は2021年以降、途上国の人工衛星打ち上げ計画を発表しているそうです。

現在の宇宙開発計画は多くが大国の政府や大企業が主導しており、経済的な余裕がない発展途上国が積極的に投資できる分野ではありません。しかしそんな状況を変えるべく、国際連合は2021年に初となる宇宙開発ミッションを行うと公式に発表しています。

sorae.jp
国連によると宇宙開発のための施設や資金を持たない国連加盟国の途上国に対し「微重力下での宇宙開発のチャンスを与えること」とし、アメリカの民間宇宙開発ベンチャー『シエラ・ネヴァダ・コーポレーション』と共同で計画を実施するとしています。
宇宙に運ばれるのは気候変動から食料安全保障の観測装置まで平和目的のものであれば「どんなペイロードの提案でも受け入れる」としています。

初の打ち上げは2021年で計画を実行するためのスポンサーを現在探しているとしており、打ち上げの費用は人工衛星を搭載する国にも一部支払ってもらう形で途上国の宇宙開発を推進します。

▼国際宇宙ステーションへの物資輸送ミッションの例


運用されるシエラ・ネヴァダ・コーポレーションの宇宙船「ドリームチェイサー」(正しくはドリーム・チェイサー・カーゴ・システム)は有人宇宙船として国際宇宙ステーションへの人員輸送に開発されていたものの現在は無人宇宙船に生まれ変わり将来的に国際宇宙ステーションへの補給船として使用される予定です。

国連による運用案に関しては国際宇宙ステーションへの補給船打ち上げで途上国の衛星を相乗りさせるという形ではなく、ドリームチェイサーをまるまる1機打ち上げおよそ2週間地球軌道を周回させ人工衛星の放出や地球上では不可能な科学的な研究を行うとしています。

有人版ドリーム・チェイサーから無人への改造で機内スペースをすべて与圧区画に変更しており後部にはソーラーパネルと非与圧区画のカーゴモジュールが搭載されました。これにより国際宇宙ステーションへ最大5.5トンの物資を送り届けることができます。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!