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海外メディアによると元米海軍が運用し現在はアラブ首長国連邦(UAE)が運用していた高速輸送船『HSV-2 スウィフト』について、イエメンの反政府勢力による対艦ミサイル攻撃を受け撃沈したと報じられています。

ロシアメディアRTによると、医療援助でイエメン沖を航行していたアラブ首長国連邦のHSV-2 スウィフトが対艦ミサイルで攻撃され炎上した後沈没したと報じています。

Rebels claim responsibility for attack on UAE warship transporting ‘medical aid’ to Yemen — RT News

沈没したのは今月1日、北西にスエズ運河のある紅海とアデン湾が繋がるバブ・エル・マンデブ海峡付近で攻撃を行ったのはイエメンの反政府武装組織フーシ派(イスラム教シーア派の一派、ザイド派の武装組織)としています。沈没したスウィフトは元は米海軍で運用されていた艦艇なのですが武装は4基の自衛用の機銃が搭載されている程度で防空ミサイルは搭載していませんでした。

▼HSV-2 スウィフト
HSV-2 スウィフト



動画の情報によると使用されたミサイルは中国製のYJ-83という対艦ミサイルとしています。ミサイルは右舷側上部の窓がある付近に命中したと考えられ内部が激しく炎上する様子が撮影されています。ただしYJ-83に関してはイエメンには輸出されていません。

▼YJ-83
YJ-83

この海域はスエズ運河もあることから国際海峡となっており年間340万バレルもの石油が移動しているとのことです。