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旅行に欠かせないバスや新幹線、旅客機。基本的に座席は指定され他に移ることはできないのですが、海外で指定された席の隣に座った肥満体型の男性が原因で空の旅を台無しにされたとして航空会社が訴えられたと報じられています。

このほど、南アフリカのケープタウンからドバイ行きのエミレーツ航空に乗っていた男性が、隣に座っていた肥満体型の男性に自分の座席を占領され苦痛を味わったとして、航空会社を提訴したというニュースが英紙『Metro』で報じられた。

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隣に座った人が原因でエミレーツ航空を相手に訴訟したのはイタリア人の弁護士ジョルジオ・デストロさんです。記事によると、デストロさんは当時隣に座った男性の体の一部が自分の座席まで入り込んでおり窮屈な状態に追いやられたとのことです。

▼デストロさん(左)と肥満体型の男性
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デストロさんはこの理由から他の座席に移動を求めたものの満席を理由に却下されました。結局デストロさん9時間あまりのフライトの大半を乗務員専用の座席または立って過ごすことになったとのことです。着陸後何らかの謝罪なり言葉が航空会社からあるのかと思いきや何もなく怒りが頂点に達したということになりそうです。

ジョルジオさんは「全ての乗客には最低限の居心地の良さと、自由に身動きができる適切なスペースを持つ権利がある」として航空会社を相手にチケット代653.87ポンド(約86,000円)などを含む損害賠償金2375ポンド(約31万円)を求める訴えを起こしました。

公共交通機関以外でも例えば映画館や飲食店でも場面でも様々な理由から隣に座る人を不快に思う人は多いと思われます。特に航空機など100人前後の人が乗る公共交通機関の場合あえて予備の座席を確保してあるのかなと思いきやそうではないようですね。
ちなみに日本のお相撲さんは2席予約する例がありその場合の料金は2席分ではなく1.5席分として請求されることが多いそうです。