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鏡で太陽光を集め『熱』で発電を行う太陽熱発電所が欧米を中心に建設されていますが、オーストラリアではこの電力を利用し真水を作りの農業に役立てるという新しい形の太陽熱発電所が可動しているそうです。

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野菜などの作物を栽培するためには太陽と土壌、そして水が必要であるため、これまで砂漠のように気候が厳しく水が存在しない地域で耕作することは難しいとされてきました。この中で最も難しいといえるのが「水の確保」であるわけですが、オーストラリアでは太陽光発電と海水を使うことでトマトなどの栽培を行う農場「Sundrop Farm」が本格稼働を開始しています。

GIGAZINE
オーストラリアで稼働している『Sundrop Farm』は反射鏡とタワー式の集熱器から構成される『タワー式太陽熱発電』なのですが、他の施設と異なるのは農業用ハウスが併設されている点です。実は太陽熱発電所はこの農業施設で消費する電力及び特に重要な水を確保するための発電所となっています。



記事によると太陽熱発電所で生産した電力から海水を真水に変える海水淡水化装置を稼働させ農作物が必要な水を確保しているとのことです。また発電所で発生した熱を利用することで農業ハウス内を温めることができる他、海水を利用することで逆に冷却することも可能としています。

Sundrop Farmの発電能力は39MW(日本における一般家庭約1万世帯程度の消費電力)。栽培できる作物はトマトなどの野菜、ベリー類や果物となっています。

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ただ、この施設に関しては完全に電力を確保仕切れてはいないそうです。特に天候不良など太陽エネルギーが低下する冬場は外部から電力を購入し野菜を栽培しなければならないとしています。

現在この施設では年間17,000トンのトマトの生産能力があり作られた野菜は出荷されています。施設は地域の雇用を支えている他、本来は農業には適さない地域でも作物を育てることができるという利点があり、今後アメリカやポルトガルで施設の建設計画が進められているとのことです。

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