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iPhoneやiPadでおなじみのAppleが極秘で開発を進めているとされる所謂『アップルカー』に関して、自動車開発部門に動きがあったとされ技術者らは他の部門に移ったり退職したりと事実上解散したと報じられています。

AppleがProject Titan(プロジェクト・タイタン)の計画名で進めてきた自動車開発計画を完全に閉鎖し、自動車製造開発関連の全技術者をリストラしたことが判った。

Bloombergの報道によると、自動車開発計画のために高額の条件を提示して他社から引き抜きを行った技術者に関しては全て、8~9月で退職したとしており、今後については自動運転ソフトウェアに方向性を限定することで、自動車関連のプロジェクトを進めていくとしている。

Technobahn
Project Titanなどとする開発計画で進められ板のは所謂アップルカーと呼ばれる車体とソフトウェアからなる自動運転技術が採用された車両です。この車両に関しては2015年2月頃に「1年前から開発が始まった」などと報じられ以後、ネットユーザーらが想像したコンセプトが数多く出回るなどしていたのですが、事実上プロジェクトは失敗に終わったという内容が報じられています。

国内外メディアによると現在、シャーシやサスペンションなど車両本体を開発していたチームおよそ200人は異動もしくは退職したとしており、唯一生き残ったとされる自動運転ソフトウェア開発チームは今後、他社への搭載・供給を目指し開発を進めるとのことです。ただ、「2017年末までに何らかの成果を生み出せなければプロジェクトそのものが中止となる」とも報じられています。

アップルカー開発に関してはテスラモーターから日本円で数千万円を提示し従業員を引き抜きを行ったと噂されたり大手自動車メーカーと接触が噂されたりとここ1年数々報じられていたのですが、残念ながらアップルカーという車両に関しては今後販売される見込みはなくなったと考えてよさそうです。

またグーグルカーで知られる自動運転車に関しても自社の自動運転技術を支え6年に渡り中心人物だった開発責任者が経営側と対立を理由に今年8月に辞任しています。(参考)
自動運転に関しては自動車業界を含め注目されている技術である一方、 今回のAppleを含め自動運転技術の開発困難が伝わっており私たちが夢見るような車両の販売は当分先になる可能性も伺わせています。