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古代人が使った道具の一つとして『石器』があります。これは文字通り『石』を素材に様々な形に加工するなどして道具として使ったなのですが。しかし、その一部の石器に関して人類以外の霊長類が作った可能性が指摘されているそうです。

古代人が作ったと思われていた石器が、実はサルが作ったモノである可能性が示唆されたとの記事が19日付けのNature誌に掲載されている。 オマキザルは、石を道具として使い、ナッツを砕いたり、穴を掘ったりすることが以前より知られている。

しかし、2005年、オマキザルが珪岩同士をぶつけて砕き、生じた粉を舐めている様子が初めて観察された。これは石を道具として使っている、あるいは加工しているのではなく、粉に含まれるミネラルを摂取するために、このような行動を採っていると推測される。

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石器といえば打製石器、磨製石器がありますが、これらの石器には木のみを潰すなどに使われていた石器があるそうです。現在確認されているこの手の石器類は最古のもので330万年前につくられたとされており、旧石器時代がはじまるとされる200万年前より少なくとも100万年前につくられたと考えられているそうです。(参考)

時間の感覚がおかしくなるほど石器時代が続いたことに驚きなのですが、実は木の実を潰すなどに使われていた石器に関して最新の研究によると私達人類以外の動物でも石器を使用していることが確認されています。これがオマキザルの一種ヒゲオマキザルです。



石器を使うヒゲオマキザルはブラジルのセラ・ダ・カピバラ国立公園に生息している種で石を持ち上げカシューの実を砕き実を食べていることが確認されています。驚くべきことに、一匹が偶然やり始めたのではなく少なくとも700年前、100世代にわたり親から子へ石器を使った食べ方を伝えられていると考えられています。

『古代人が作った石器が実は猿が作った可能性ある』というのはどういうことなのか。記事によると、ヒゲオマキザルが手にしている石器も割れることが確認されており、その破片をオックスフォード大学の考古学者に見てもらったところ2~300万年前、アフリカ東部でヒトの祖先が作った石器と酷似していることがわかったというものです。

人類の祖先となる古代人が作った石器は一般的にばらばらにごくわずかしか見つかっていないそうです。そのため一部の石器に関しては人類以外の霊長類が作ったものの可能性があり、例えばそこで生活していたような狩られた動物の骨など他の証拠の有無を調べる必要があるとしています。

現在石器を使用している霊長類はヒゲオマキザル以外にもカニクイザル、チンパンジー(参考)が確認されています。

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