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日本から見てうさぎ模様にお尻側、月の輪郭沿いに見えるのは『東の海』と命名された地形です。実は直径にして900kmを超える巨大クレーターになるのですが、最新の研究によると直径64kmの小惑星が衝突し形成された可能性があると報じられています。

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月の「東の海」の三重リング地形は、約38億年前に直径64キロの小惑星が秒速15キロの高速で衝突した後、地殻を構成する比較的熱く軟らかい岩石が流動して形成された可能性があると、米マサチューセッツ工科大などの国際研究チームが発表した。

論文は28日付の米科学誌サイエンスに掲載される。 

時事ドットコム
1967年、アメリカが打ち上げた月探査衛星により初めてその姿が明らかになったのは『東の海』と命名された直径930kmの巨大クレーターです。ここの地形は同心円状に3重のリングが形成されているという非常にユニークなクレーターとなっており、どのような経緯で形成されたのか詳細は明らかになっていませんでした。

▼東の海
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記事によるとNASAが打ち上げたグレイル(GRAIL:Gravity Recovery and Interior Laboratory)という2機の探査機により月の重力場を測定したデーターからコンピューターシミュレーション結果、今から38億年前に直径64kmの小惑星が衝突し930kmのクレーターが形成されたことがわかったとのことです。

この3重模様に関しては衝突後に溶けた岩石が流動したことにより作られたとしており、シミュレーションによると衝突当時内側に形成されたと考えられる390kmあまりのクレーターはこれにより消えたという結果が出たとしています。

▼東京を中心にした930kmの円(目安)
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月の表面には無数のクレーターが存在し1kmを超えるクレーターだけでも30万個ほどあると言われており、その多くは今から40億年前に形成されたと考えられています。
国際天文学連合により月のクレーターとして登録している最大のものは月の裏側にあるヘルツシュプルングで直径は536.37km、次いで同じく裏側にあるアポロで直径は524.23kmとなっています。

一方未登録のものとして月の表面の86%を占めるという直径3000kmのクレーター(プロセラルム盆地)があるとされ、そこには後にできた『雨の海』で知られる1145kmのクレーター(未登録)が存在しています。
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