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韓国メディアによると使用が禁止されている除草剤を使用しエビを養殖していたとして業者が逮捕されました。このエビに関しては既に国内に流通していると報じられています。

韓国の複数メディアによると、韓国西海海洋警備安全本部がの発表として先月26日、使用してはいけない除草剤を用いてエビを養殖していたとして20人の容疑者を逮捕したと報じています。記事によると、エビ養殖業者は「病気にかかったエビに治療効果があると聞いたため使った」などと容疑を認めているとのことです。 

韓国、有毒の薬品まいて養殖したエビが全国に流通=韓国ネッ... - Record China


当局によると使用された除草剤は国内への輸入及び販売も禁止となっているもので含まれている成分は「トリフルラリン」というものです。これをタイから密輸し薄めものをエビが養殖されている水槽にしようしたというものです。また問題の水槽で養殖されたエビは既に流通しているのですが、取り締まり時に採取された水とエビを国立科学捜査研究院に調査を依頼したところ農薬成分は検出されなかったとしています。

近年同じく「トリフルラリン」が残留しているエビが国内でも確認されており、日本のNPO法人食品安全グローバルネットワークによると2010年のデータとして養殖エビとしてベトナムから輸入されたものに関して基準値0.001ppmを超える0.002~0.020ppmの食品が確認されています。 (参考)
トリフルラリンは人体に対して発がん性があるともいわれており(ただし国際がん研究機関は発がん性はないとしている)、農薬が残留していた理由に関しては病気の治療ではなく藻の除去にトリフルラリンが使用された結果だとしています。

トリフルラリンの基準値に関しては日本では農産物(0.050~3.000ppm)、畜肉類(0.050ppm)と食べ物によって異なっており、魚介類の0.001ppmという基準値はかなり厳しいものだとしています。