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ガラケーの新規販売がほとんど無くなるなど既にスマートフォンの時代になっているのですが、一方で操作が複雑になることからシニアスマホなるものが販売されていますよね。実は中国国内でシニアスマホは販売されているのですが製品の品質検査を行った結果、国の基準を満たした製品はゼロだったと報じられています。 

2016年11月14日、文字や音量が大きく操作が簡単なシニア向けスマートフォンは中国でも近年利用者が増えているが、このほど行われた検査で合格率0%のメーカーが見つかり話題となっている。CCTV(中国中央テレビ)電子版が伝えた。

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 「電話とメール、カメラだけできればいい」ということで使用できる機能を限定したり、文字やボタンを大きくするなど特徴があるシニアスマホ。このような製品は中国でも販売されているようなのですが、本体機能ではなくスマートフォン本体に何らかの問題があったとして中国当局がメーカー2社に生産停止と罰金という重い処罰を言い渡したとしています。

シニアスマホの抜き打ち検査を行ったのは中国国家品質監督検験検疫総局で、今年広東省深セン市という香港の北に位置する大都市でシニア向けスマホ製品を検査した結果、度国の基準を満たした製品はなくゼロだったとしています。調べられた製品に関してはいずれも深センで市販されていたもので時期をおいて2回実施され述べ5機種、3000台余りを調べたとしています。

▼中国の業者向けネットショップの例
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スマートフォンといえば日本では安くても数万円はするというものなのですが、実は中国で販売されているこの手のスマホは1台あたり50元(約800円)というオモチャのような価格で販売されているといいます。業界を知る同業者によると会社を存続させるため低機能で低価格の注文を大量に請け負った結果、製品の品質を下げ低コストで製造することになりこのような結果を招いたのではないかと話しています。

800円で販売されているスマホとはいったいどのようなものなのか。上記のサイトにはスマホ以外にもスマートウォッチに関しても1000円程度という格安なものが販売されているのですが一体どのような製品になっているのでしょうか