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人間が生きていくためには何かを食べる必要があります。食べたものは何かしらが排出されるのは犬も猫も人間も同じなのですが、アメリカ航空宇宙局(NASA)はこの排泄を効率的に処理できる宇宙服用トイレに懸賞金をかけアイディアを募集しています。

人類が宇宙空間に活動領域を広げても、避けては通れないのが「トイレ」の問題。ISS(国際宇宙ステーション)にトイレはありますが、狭い宇宙船内ではどうしようもありません。というわけでNASAは「宇宙服用トイレ」のアイディアを3万ドル(約340万円)の懸賞付きで募っています。

sorae.jp
アメリカ航空宇宙局(NASA)は来月20日まで「Space Poop Challenge」として私達一般人も対象に人間の排泄物を最大6日間、手を使わず処理できる宇宙服のアイディアを募集しています。

記事によると、実は今後有人による深宇宙探査を実施するにあたりトイレの問題を解決する必要があるとしており、『最大6日間』という期間に関しては地球から有人宇宙船を打ち上げ大型のステーションや母船に到着するまでに6日間かかることが想定されているためだとしています。
具体的には船外活動で使用する宇宙服ではなく、どうやら宇宙船内で着用する与圧スーツに着ける装置だとしており、NASAのホームページによると使用できる電力やスペース等が細かく紹介されています。

▼スペースシャトルミッションで使用していた与圧スーツ
与圧スーツ

宇宙とトイレに関してはよく質問される項目と知られています。現在唯一人を宇宙送り込む事ができるソユーズ宇宙船の場合、トイレは搭載されているものの宇宙飛行士らは打ち上げ前に体調を整えた後打ち上げが実施されています。
近年、打ち上げから国際宇宙ステーションまでわずか6時間で到着できるようになったものの、過去は2日間を要しておりこの間、特に『大きい方』が出ないよう体調を整える必要がありました。具体的にはお腹を空っぽにする必要があり、拷問のような浣腸が行う必要があったと言われてます。

将来、誰もが宇宙に飛び出せる時代が必ずやってくることは間違いないのですが私達が想像する以上にトイレ問題は相当深刻な状態に置かれることが予想されます。