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先日、オーストラリアで雷雨を伴う激しい雨に見舞われた結果、なんとその地域に暮らす1870人以上が病院に搬送されるという出来事がありました。実は、落雷や雹、洪水等で怪我をしたのではなくアレルギーにより呼吸困難になったことが原因だといいます。

オーストラリアのメルボルンは、今週激しい雷雨に見舞われました。すると、突如として喘息発作で呼吸困難に陥る人が相つぎ、複数の死亡者まで出ました。救急患者として病院に運び込まれた人数は、少なくとも1,870名に上るとのこと。 雷と喘息。一見、関連性はなさそうですが、実は以前より「Thunderstorm Asthma」なる症状で知られてきました。

Gizmodo
激しい雷雨によりアレルギーを引き起こすという聞いたことが無い症状が多発したのは人口400万人の都市、オーストラリアのメルボルンです。実はこの地域では『雷雨喘息』という花粉が原因とする喘息が度々発生しているそうです。

メカニズムは雷雨により大気中の湿度が高くなると『ライグラス』というイネ科ドクムギ属の牧草の花粉が破裂し大量の花粉が大気中に放出されるといいます。これが風に流され都市を襲うことでアレルギーを発症させます。

イタリアンライグラス(ネズミムギ)
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記事によると、『雷雨喘息』はこれまで花粉やその他のアレルギーを発症したことがない人でも突如として発作が出ることがあり、また急速に呼吸困難に陥ることがあると言われています。

オーストラリア以外でも雷雨喘息は確認されており、今回のような大規模な例は1983年以降ではイギリス、イタリア、イランで確認されておりオーストラリアのメルボルンでは1987年11月、1989年11月、2010年に発生しています。

ABCのニュースなど海外メディアによると、今回の雷雨喘息では少なくとも6人が死亡したと報じています。
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