image_4

洪水や発電、農業など様々な目的で建設されるダム。大きい河川であれば何らかのダムが上流に設置されているのですが、一方アメリカでは昔の自然に返すためという理由から特に古いダムを中心に、解体作業が進められています。

スポンサーリンク
米国ワシントン州の中南部に住む先住民ヤカマ族は、あと10年もすれば、昔のように伝統のサケ漁ができるようになるはずだ。

ただしそのためにはまず、ネルソン・ダムを撤去しなければならない。ネルソン・ダムは、ヤキマ川最大の支流ナチェズ川にある高さ2.4メートルの分水ダム。1920年代に建設されたが、現在は使われていない。ところがこのダムがあるために、サケの遡上が阻まれているという。

NATIONAL GEOGRAPHIC
ダムといえば水面より何十mもあるようなものを想像してしまいますが人間の身長ほどダムも多く存在しており、アメリカでは高さ1.8m以上のものがなんと8万基あまり。1.8m以下のダムは数万基あるといわれています。そのため“独立宣言の署名以来、平均で1日に1基のダムが建設されてきた”と言われるほど膨大な数になっています。

特に古い時代のダムは発電以外にも農業用水を確保するためだったり小麦の製粉などにも利用されていたものもあり、現在は全く使われておらず放ったらかしにされた結果、大量の土砂が貯まるなどして改修するにも莫大な費用がかかるといわれていました。

▼背の低いダムの解体例


またダムが存在することで魚の行き来ができなくなってしまい生態系にも影響を与えていることは確実です。一方、2011年に解体された築100年のダムでは解体後わずか数ヶ月でニジマスが川に戻ってきたと報告がされているといいます。

アメリカではダムの撤去の動きが広く受け入れられるようになり、過去20年で撤去されたダムは865基。2014年のデータではその年だけで72基が撤去されたとしています。
2020年には築50年を超えるダムが全体の7割に達し、これらダムを解体するにも費用がかかるものの逆に維持し新しい基準に合わせて改修工事することを行っても巨額の費用がかかるといいます。しかし国民意識としては『自然環境の再生』に関心が高まっていることから改修ではなく解体・撤去の方針がとられるケースも多いということのようです。

▼背の高いダムの解体例


▼人気が高いという発破を使用した例。ダムは築100年

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!