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中国地質大学率いる研究チームはミャンマーのフーコン渓谷から発見された琥珀から小型恐竜の尾を発見したと科学誌で発表しました。過去にも恐竜の羽毛とされるものは琥珀から発見されていたものの、どのような恐竜だったのかなど特定できるものは発見されていませんでした。

China University of GeosciencesのLida Xingを中心とする古生物学研究チームにより9900万年前の恐竜の完全なしっぱの断片が発見されたことが、学術専門誌「Current Biology」を通じて発表された論文によって明らかとなった。

この恐竜のしっぽは、ミャンマーで採掘された琥珀の中に封印される形で、見つかったもので、コエルロサウルス(Coelurosauria)と呼ばれているジュラ紀に生息していた小型の二本脚の草食恐竜のものと見られている。

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9900万年という時を経て発見された今回の琥珀について、研究チームによると『コエルロサウルス類』という獣脚類に属する恐竜であることが確認されました。コエルロサウルス類にはティラノサウルス類の他に下位系統には始祖鳥を含む鳥類、そして恐竜の唯一の生き残るであるハトやニワトリが属する現生鳥類が含まれている種になります。

NATIONAL GEOGRAPHICによると発見された時代の恐竜は将来的に空を飛ぶため羽毛と、恐竜の体温を保つための羽毛にそれぞれ分かれた頃としており琥珀に閉じ込められていたのは後者の保温のための羽毛だとしています。(参考)

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市場に売っていた恐竜の琥珀

この琥珀は中国地質大学のシン氏がフーコン渓谷のあるミャンマー北部のカチン州の市場で購入したものだといいます。12個購入しそのうち2つに羽毛が入っており1つは今年6月に発表されたもの(参考)、そしてもう1つが今回の琥珀でした。

実はこの手の琥珀は宝飾品として加工されたものであり、2つの恐竜の琥珀例外ではなく業者らに加工されたものです。そのため完全なオリジナルではないものの加工精度は高く露出した恐竜の組織部分からはヘモグロビンが分解してできた第一鉄(2価の鉄)が存在していることが明らかになったとしています。

この琥珀と恐竜の尾は古生物学的に極めて貴重な発見となっており、フーコン渓谷には他にも琥珀に閉じ込められた恐竜がいる可能性が高いと言われており、研究チームを派遣し新たな発見を目指すとしています。
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