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従来ロケットといえば筒状の形状のものを地上から、または航空機から発射されることがほとんどですが、スペインの宇宙ベンチャー『ゼロ2インフィニティ』は気球を使用し空中発射し宇宙に到達するという新方式のロケットを発表しています。

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成層圏気球を利用した宇宙観光旅行の実現を計画している宇宙ベンチャーのZero 2 Infinityは高度22キロまでは気球を使って浮上し、そこからはロケットを使って上昇を行うという新方式のロケット「Bloostar」を発表した。

BusinessNewsline
スペイン、バルセロナに本社を置くゼロ2インフィニティが研究、開発を進めているのはBloostarと呼ばれる空中発射型の小型衛星打ち上げシステムです。



打ち上げ方法もロケット本体もユニークな形状となっており、まず衛星を搭載したBloostarを船で打ち上げ海域まで移動し気球を展開、地上22kmでロケット本体を切り離し上昇。ロケットは円形に並べられた1段、2段を次々に燃焼させ切り離し、最後の3段ロケットで人工衛星を地球軌道に送り込みます。

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Photo:Zero 2 Infinity
Bloostarのスペックは国際宇宙ステーションが周回しているような地上600kmの低軌道に最大150kgの人工衛星を展開できる能力があるとしています。
この打ち上げ能力は通常のロケットとは異なり地上22kmから打ち上げることで燃料を節約できる他、空気が薄い上空で打ち上げることで効率的に加速することができるためだと考えられます。また打ち上げのたびにメンテナンスが必要な発射台を必要とせず打ち上げコストの削減にもつながっているものと考えられます。

小型ロケットは電柱のような細長いスペースに衛星を収める必要があるのですが、 Bloostarの場合は横方向に広い衛星を搭載できる特徴があり、複雑で難しい折りたたみ構造の無い安価な衛星も打ち上げることができるものと考えられます。

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