米

都市伝説のように語られているのはプラスチックで作られたお米『プラスチック米』というものです。もちろん新しい食糧ではなくブランドでもないただの偽米なのですが、ナイジェリアがあの国から輸入した米の中にプラスチック米が見つかったと報じられています。

2016年12月22日、環球網は記事「密輸されたプラスチック米102袋を摘発―ナイジェリア」を掲載した。 ナイジェリア政府は21日、中国から密輸された偽米102袋を押収したと発表した。プラスチックらしき物質で作られたニセ米は一見すると普通の米にそっくりだが、化学薬品系の臭いがするほか、煮込むとどろどろに溶けてしまうという。

Record China
プラスチック米に関しては少なくとも2011年以降、本場中国で確認されており当時、中国江蘇省南京市に住む男性がスーパーで50kgの「東北米」を購入し家で炊いたところ、窯の中で米粒がプカプカと浮いているのを発見。感触は極めて弾力性がありプラスチックのようだったというものです。その後検査機関に送られたものの、プラスチックで生産された米で間違いないという結果が出ていました。

しかし、その後は特に報じられず都市伝説レベルで語り継がれていたのですが、昨年5月にインドネシアが中国あから輸入した米の中にプラスチックで生産された米が見つかったとして再び話題になりました。この問題に関して中国当局は「2008年以降インドネシアに米を輸出したことがない」などと否定。ただ、このプラスチック米に関しては同じく東南アジア各地で確認されたといわれていたのですが、具体的どのようなものなのかまでは報じられていませんでした。
またインドネシアで確認された中国産のプラスチック米に関しても今回のナイジェリアのモノと同じように煮込むとドロドロに溶けてしまうという特徴がありました。

紙米

ちなみに中国ではプラスチック米以外にも『紙米』が確認されています。これは2015年に広東省汕頭市の露天商から買った「農薬は一切使っていない」という米で、買ったお米を確認したところ紙を丸めて作った偽米でした。(参考)