ディオネ_2

土星を周回する衛星の一つ『ディオネ』。直径は1100kmという比較的大きな天体なのですが、実はこの天体には地表の明るさが異なる2つのエリアが存在します。一体なぜこのような違い生じているのでしょうか。

土星の衛星としては4番目に大きい衛星『ディオネ』は、地球と月の距離とよく似た土星から約38万kmの位置を公転している天体です。見た目も月とよく似た灰色と白っぽい色をしており、片面を常に土星に向けているという同期回転をしているのですが、この天体には半球に分けて色が違うという特徴があります。

ディオネ

こちらの画像は衛星ディオネの地表を世界地図(メルカトル図法)のように平らにしたものです。緑色になっている部分は色の違いを分かりやすく表現するため着色したもので実際は緑色ではありません。

このようにディオネはほぼ半球に分けるように色が違うことが確認されているのですがその原因として、土星探査機カッシーニの観測から土星起源の磁場と強い放射線帯によりディオネ地表の有機物が反応して作られたと考えられているそうです。

ディオネ_1

月にはなくてディオネにある特徴としては、このようなひび割れが確認されており全体の長さは800kmもあります。これは地殻変動により形成されたものだと考えられており高さは数百メートルあることが確認されています。

ディオネの質量の2/3は氷で残りの1/3は高密度のコア、ケイ酸塩という地球のマントルや地殻を構成している岩石によく似たものだと考えられています。最新の研究では土星の第二衛星エンケラドゥスと同じように惑星内部に液体の水を湛えているという結果も報告さているとのことです。 

▼月、ディオネ(左下)、地球のサイズ比較
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