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中国で連日続く深刻な大気汚染に関して地方の気象支局が出している『スモッグ警報』があるのですが、あることを理由に中国気象局は警報を出すことを即刻中止するよう通達を出したと報じられています。

【1月18日 AFP】中国メディアの報道によると、同国政府は地方の気象当局に対し、スモッグ警報を出すことを中止するよう通達したという。中国では深刻な大気汚染に国民の不満が高まっており、スモッグ警報の中止は政府による情報の隠蔽(いんぺい)だとの疑念を呼んでいる。

AFPBB News
記事によると、今回出された通達は中国気象局が地方の支局に対して個別にスモッグ警報を出していたことに関して即刻中止することを命じる内容だったとしています。なぜこのような対応をとったのか、中国メディアが行なった中国気象局の取材によると、この通達を出した理由は「スモッグに関する情報について気象当局と環境保護当局でしばしば意見が異なるため」だと話したとしています。

中国で出されるスモッグ警告は中国気象局側は『目視とPM2.5の観測値』から警報を出しており、一方環境保護局側は『PM2.5やPM10など幾つかの汚染物質の観測値』から警報を出していたといいます。したがって、双方が出す警報には差が生じており、今後は共同で警報を出す方向で調整を進めるため地方の支局でも警報は出さないよう通達を出したという理由です。
ただ、今回の措置に関して『視界範囲が10キロ以下になる「濃霧」(スモッグとは異なる)』に限り警報は今まで通り出して良いしています。


中国における大気汚染の発生に関しては環境保護局側は「主な原因は自動車の排気ガス」と主張しています。ただ、過去に行われたG20では工場の稼働は停止されたものの車は特に規制されずそれでも青空が戻っていたこと、そして毎年冬になると大気汚染が深刻になるという理由が説明できません。

一方で中国ではGDP成長が優先の社会ではなく、より環境問題を意識した社会に作り変えるという計画も出始めており(参考)、ようやく深刻な大気汚染も見通しが今後示されるものと考えられます。

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