F-35

昨年末、アメリカのトランプ次期大統領が「F-35の価格が高すぎる」という趣旨の発言をしたことを受けて、同機を開発しているロッキード・マーティンは1機あたりの生産コスト1億ドル(約115億円)を下回る額で新規契約を目指すと報じられています。

米国防総省がF-35計画推進の一環で、Lockheed Martinとの間で約90億ドル(約1兆円)の契約を結ぶ方向で最終調整入りをしたと18日付けのReutersの記事は伝えています。

現在のF-35の生産コストは1機あたり、F-35Aが9800万ドル、F-35Bが1億0400万ドル、F-35Cが1億1600万ドルとなっていますが、Reutersによると、この新契約を結ぶことにより、生産コストは初めて全ての機種で1億ドルの大台を下回ることになるとしています。

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F-35A型、B型そしてC型に関して生産ロットにより1機あたりのコストも変わっており、2014年11月段階ではA型が9330万ドル、B型が1億50万ドル、C型が1億1110万ドルとなっていました。ここから見ても現在のロットでは全ての型で生産コストが増していることがわかります。
記事によると次回の新規契約分からは全ての機種で「1億ドル(約115億円)を下回る額」になるとしています。

ロッキード・マーティンとしては使用素材や製造工程の改善を図ることで1機あたり1000万ドル(約11億円)前後程度の製造費用削減案を2019年までに行うなどと過去に発表しており、計画を前倒しすることで削減が実現していくものと考えられます。

F-35

アメリカでは全ての型を合わせ2200機あまり、約44兆円を投じ導入する計画があるもののトランプ氏側が今回のコスト削減案で納得するのかは不明です。他にもF-35のコストパフォーマンスに疑問視していること、さらに開発の遅れなどの問題は国防省と軍需企業間の癒着に原因があったと主張しておりこちらの問題が解消されていない以上は導入計画は大幅に変更される可能性は依然として続くものと考えられます。

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