双胴輸送機

ロシアのニュース専門局ロシア・トゥデイ(RT)によると、2つの胴体が横並びに接続された『双胴機』タイプの大型輸送機を開発していると報じています。

ロシア・トゥデイによると、これは中央エアロ流体力学研究所(TsAGI)という施設で2つの胴体を有する双胴輸送機のスケールモデルを使用した風洞試験が初めて実施されました。



こちらが開発されている双胴輸送機の風洞試験になります。この様に2機の輸送機が1つの主翼上に並んでいるというタイプになり、機体としては非常に珍しい形をしています。

一般的に双胴機はそうでない機体よりも機動性は劣るもののより長距離を飛行できたり貨物機であれば多くの荷物を一度に運べるという利点があります。今回報じられたような胴体が2つあるタイプの双胴機は非常に珍しく、これほど巨大なものはロケットを空中発射するため開発されているアメリカのストラトローンチ・システムズの母機『ロック』が存在している程度です。

双胴輸送機_1

双胴輸送機_2

また胴体が2つある機体としてはアメリカ空軍が1946年に運用したレシプロ戦闘機F-82 ツインムスタングが実戦投入され唯一飛行している程度となっています。

▼F-82 ツインムスタング
ツインムスタング