SideArm

米国防高等研究計画局(DARPA)は、中型の無人航空機の射出及び回収を一台で行える『SideArm』を公開しました。この装置は陸上や海上、飛行中の航空機等での運用が想定されているとのことです。

軍事用として、利用用途は広そうです。DARPA(米国防高等研究計画局)は新たに、高速で飛行するドローンのための空中回収システム「SideArm」を公開しました。このSideArmは、クレーンに設置されたドローンを引っ掛けるためのワイヤーと保持機構から成り立っています。そして高速で飛来するドローンの背中に付けられたフックにワイヤーを引っ掛け、保持機構のクッションで安全にドローンを確保するのです。

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こちらが開発が進められている『SideArm』です。無人機上部にフックを展開しSideArmに張られたワイヤーに引っ掛け急停止させるという方法がとられています。この装置は射出も可能となっておりトラックや海上の艦艇からの離着艦が可能となる予定です。

従来この手の中型無人機はカタパルトのようなもので射出し回収はネットを展開し捕獲するという方法がとられていたのですがSideArmでは機体に与えるであろうダメージが少ない回収方法となっています。

▼一般的な無人機回収方法
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DARPAによると現在は400ポンド(約180kg)の無人機の回収テストを行なっており、1100ポンド(約500kg)の無人機を回収することができる装置の開発を目標としています。将来的には1320ポンド(約600kg)まで拡張することを予定しているとのことです。