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パソコンに搭載するグラフィックボード、GPUというパーツが存在します。GPUとは高い処理速度を必要とするPCゲームをプレイする際に必要となるパーツなのですが、実はこれに搭載されている冷却装置の性能で口論となり殺人事件が発生していたと報じられています。

事件が起きたのはロシア南東部の都市サランスク。トロフィモフ被告はこの日、友人で同僚のエフゲニー・リリン氏(37)と酒を交わしながらゲームの話に花を咲かせていた。しかしここでNVIDIAとAMDのどちらのGPUクーラーが優秀であるか言い争いとなり、最悪の結果を招いてしまったのだ。

ユルクヤル
記事によると事件があったのは昨年9月、アレクサンダー・ トロフィモフ被告は友人リリン氏と酒を交わしながら趣味のPCゲームの話をしていたといいます。実はその時、ゲーミングPC(高負荷のゲームをプレイできるよう組まれたパソコン)の性能に関する話になりその重要なハードウェアの1つNVIDIA、AMD(RADEON)のGPUついて搭載されているGPUクーラーがどちらが優れているか口論になったといいます。

▼ハードウェア『GPU』とGPUクーラーの構造
GPU

GPUには上の画像のように、熱を持つGPUというチップに接触させる形で金属のフィンを搭載しその上にファンが被さっている構造になっています。このフィンとファンの構造がGPUクーラーと言われています。

その上で、友人のリリン氏はAMD(RADEON)のGPUクーラーの方が優れていると主張したところトロフィモフ被告が殴り掛かりナイフで殺害してしまったというものです。

現在販売されているGPU本体は大きく分けNVIDIAとAMD(RADEON)が開発したチップを搭載した2つが存在しています。ただ、それぞれのメーカーごとに異なるGPUクーラーが搭載されており事件のきっかけとなった『GPUクーラー』の性能はNVIDIAとAMDではなく、販売しているメーカーにより性能が異なるということになります。

▼同じチップを搭載したGPU。メーカーよりGPUクーラーの性能は異なる
GTX1070_2

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何故殺人事件にまで発展したのか。個人的にはNVIDIAとAMDの処理性能の話から熱を持つのはどちらかという話になり結果的にクーラーの性能差が云々ということに繋がったと考えられるのですが、一言で意味不明としか言いようがありません。