LauncherOne

ヴァージン・グループが計画を進めているジャンボジェット機『ランチャーワン』による人工衛星打ち上げについて、同社はヴァージン・ギャラクティックから分社化しバージン・オービットとして事業を進めていくことを発表していくと報じられています。

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有人宇宙船「SpaceShipTwo」による宇宙観光旅行計画を進めているVirgin Galacticは2日、現在、開発を進めている空中発射型ロケット「LauncherOne」による事業部門を「Virgin Orbit」分社化することを発表した。

これにより、Virgin Groupは、宇宙観光事業会社のVirgin Galactic、商用衛星打ち上げ会社のVirgin Orbit、そしてこの2社の宇宙船やロケット開発を行うためのThe Spaceship Companyの3社を傘下に置くこととなる。

Newsln
ランチャーワンによる人工衛星打ち上げ事業はこれまで民間宇宙旅行を目指すヴァージン・ギャラクティックの事業となっていたのですが、何らかの理由から分社化し新たにヴァージン・オービットを設立し別事業を進めていくことになりました。



新たにヴァージン・オービットとして開発が進められることになったのは、ボーイング747-400の翼下にミサイルのようにロケットを搭載し空中発射する形で人工衛星を打ち上げるというものです。このボーイング747-400は元々はエンジン輸送用としても一般に運用されている派生型で、『5つ目』のターボファンエンジンを搭載する機構を強化・改良し空中発射機能を追加したものになります。

▼5つ目のエンジンを搭載可能なランチャーワンの原型機
747-400

母機『ランチャーワン』が発表されたのは2015年末のことで当時のヴァージン・ギャラクティックは2008年末の段階で構想が始まったとしています。

運用方法としては旅客機とほぼ同じ高度12,000mまで上昇しロケットを切り離しその後、ロケットの第一弾エンジンを燃焼させそのまま宇宙へ衛星を送り込みます。同社によると重量200kgの太陽同期軌道へ打ち上げを1,000万ドル以下(約11億円以下)で提供すると説明しており最大400kgまで拡張するオプションも容易するとしています。

2015年末の段階で初打ち上げは2016~17年に行うとしており同社はOneWebから39回の衛星打ち上げを受注しています。

空中発射ロケットは非常に珍しいのですがアメリカの民間企業、オービタルATK社が運用してるペガサスロケットが有名です。この手の空中発射ロケットは天候に左右されず打ち上げ可能なことやそもそも打ち上げに適さない地域、例えば北海道でも滑走路さえあればロケットの運用が可能なこと、小型のロケットであっても効率よく打ち上げができるなど利点があると言われています。

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