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近年、観光地では「日本人よりも外国人のほうが多いのではないか」というくらい外国人観光客を多く目にするようになりました。その多くが中国人観光客なのですが、中国メディアは買い物をするより日本で健康診断を受けるべきだと記事を掲載しているそうです。

2017年3月3日、中国メディアの中国網が、日本へ行くなら健康診断を受けるべきとする記事を掲載した。記事は、今年も多くの中国人が日本旅行へ行き、その大部分が日本での買い物を楽しむのだろうと予測。しかし、健康こそ最も重要であり、日本へ行くなら健康診断を受けた方がいいと勧めた。

Record China
中国国内の医療に関しては、医師に賄賂でも渡さないと満足な治療を受けられないなどと表現されるほど劣悪な状態だと言われています。そのような状態から多額の費用を払ってまで海外で健康診断や先進治療を受けるという、私達からすると考えもつかないことをしている人もいるといいます。

では実際に日本と中国ではどのような差があるのかという点について記事によると、携康長栄医療センターの顧欣(グー・シン)董事長の話しとして、ガンに関しては中国の病院で使用されている機器では大抵数センチになったガンしか発見できず、80%以上のがん患者は発見時には既に中期から末期となっているとしています。一方日本では数ミリサイズの初期ガンを発見することができその精度は世界一だとしています。


日本では2011年1月より『医療滞在ビザ』を解禁し外国人患者の受け入れを進めています。医療滞在ビザとは日本国内で治療等を受けることを目的として本人またはその同伴者に対して発給されるものです。医療滞在ビザでは日本の国民健康保険に加入は認められず、「ある総合病院は1泊2日の人間ドック健康診断が40万円」としており全額自己負担の上に日本人の3倍の料金を請求しているとしています。

ただ、このような方法ではなく経営・管理ビザを取得したり留学や就労と偽ってビザを取得し日本の国民健康保険に加入した上で極めて高額な医療を格安で受けて帰るという例も確認されているとしており厚生労働省としても制度の見直し既に明らかにしています。