714工程_6

現在、世界各国で多くの宇宙飛行士が誕生していますが実際に宇宙を飛行できる宇宙船を開発したのはロシア(ソ連)、アメリカ、中国と限られています。その中国は1970年代初頭の時点で有人宇宙飛行計画『714計画』を進めていたのはご存知でしょうか。今回は当時撮影された宇宙飛行士の訓練内容を紹介していきます。

スポンサーリンク
1961年4月、ソ連のユーリ・ガガーリンにより人類初の宇宙飛行士が誕生。続き5月にはアメリカも初の有人宇宙飛行士を誕生させています。以降、他の国が国産のロケット及び宇宙船を開発し宇宙に行ったのは40年あまりが経過した2003年、中国の神舟5号になります。

中国の宇宙開発については謎が多いのですが、1967年7月の段階で中国国防科学技術工業委員会では有人宇宙技術の検討を始め、1971年に中国独自の有人宇宙計画『714工程(714計画)』が始まりました。

714工程_1
Photo:新浪网
714計画では1973年に曙光1号(しょこう)を打ち上げ、2名同時の宇宙飛行士を誕生させる計画でした。宇宙船の形状はアメリカのジェミニ宇宙船を参考にしたような形状になっており、座席には打ち上げ時の安全装置として噴射座席が搭載されていました。
▼曙光宇宙船とロケットのイメージ
714工程_9

ソ連のボストークやソユーズ型ではなかったのかという点については、1967年4月ソユーズ1号で初の宇宙飛行士死亡事故が発生したためだとしており当時、技術面ではアメリカの宇宙船の方が優れていると判断されていたそうです。

714工程_4
Photo:新浪网
しかしこの714計画は1機も宇宙船を打ち上げることなく、僅か4年あまり1975年には正式に中止となりました。その理由については計画を続ける資金不足が主な原因とされています。その後、921計画が実行されソ連やロシアの技術的な援助もあり神舟5号による初の有人宇宙飛行を実施するに至ります。

714計画で高められた技術は921計画における宇宙食や宇宙船を追跡するレーダー技術、宇宙飛行士の選抜や訓練に応用されたとのことです。

714工程_2
Photo:新浪网
714工程_3
Photo:新浪网

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!