衛星パン

先日、土星探査機『カッシーニ』により初めて高解像度画像が撮影されたのは衛星「パン」です。以前からひし形のような形をしていたのは分かっていたのですが、今回撮影された姿は円盤のように自然に作られたとは考えられない姿をしていることが明らかになりました。

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惑星である水星を超えるサイズのタイタン、生命の可能性を持つエンケラドゥスなど60あまりの衛星を従えている土星。巨大な環を持っているその姿は非常に興味深い姿をしているのですが、そこを周回している衛星も実に面白いものがあるそうです。

今回詳細が初めて明らかになったのは土星のリングの外側、A環にあるエンケの間隙(かんげき)というスジを公転している衛星パンです。パンは1985年に計算結果から衛星パンの存在を予想し1990年7月、ボイジャー2号により初めてその存在確認されました。

▼土星の環とエンケの間隙
エンケの間隙

カッシーニにより撮影されたパンは周囲が不自然に盛り上がっている姿はどの衛星よりも不自然な形をしています。NASAの研究者によるとこのような形になったのは土星の環に理由があるとしており、パンが土星の環にあるチリを集めながら公転しているうちにこのような姿になったと予想しています。
実はパンが公転しているエンケの間隙(かんげき)にはそれを証明するようにチリがキレイに無くなっています。

▼エンケの間隙を公転する衛星パン
エンケの間隙とパン
Photo:NASA
エンケの間隙とパン_2
Photo:NASA
土星に探査機カッシーニが送りこれまてから今年で13年。過去に遠方からパンを撮影し『ひし形』に変形している姿を確認していたものの近距離から撮影されることはありませんでした。しかし、カッシーニ・ホイヘンス・ミッションも今年9月に終わりを迎え、最後に土星に突入するまで高度を下げておりパンドラダフニスなどの衛星を近距離で撮影し続けています。

衛星パン_1
Photo:NASA

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