チャンドラヤーン1号

アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究チームは2009年に通信不能になったインドの月探査機「チャンドラヤーン1号」を発見したと発表しました。これは電波望遠鏡を2基使用することで38万km離れた位置のわずか1.5mサイズの人工物を発見できたということになります。

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NASAの研究機関の1つJPL、ジェット推進研究所は2008年に打ち上げられたインド初の月探査機「チャンドラヤーン1号」を電波望遠鏡を使用し8年ぶりに発見することができたと発表しています。

New NASA Radar Technique Finds Lost Lunar Spacecraft - JPL

ジェット推進研究所の研究チームは直径僅か1.5mほどの探査機を発見するにはスバル宇宙望遠鏡のような光学望遠鏡では月が明るすぎるという理由から直接捉えることは不可能と判断しました。そこでもう一つ、電波望遠鏡を使用する案を思いついたといいます。

実際に使用されたのは2つの電波望遠鏡です。カリフォルニア州にある直径70mの電波望遠鏡『DSS-14』とウェストバージニア州にある直径100mの『グリーンバンク望遠鏡』です。方法はDSS-14で月に向け電波を照射し、グリーンバンク望遠鏡で反射した電波を受診しました。すると、月の軌道上に定期的にレーダーを反射する2つの物体が確認されたといいます。調査したところ、1つはNASAが2009年に打ち上げたルナー・リコネサンス・オービターであることが判明。そしてもう1つについては過去のデータや出現パターン予想が一致したという理由からチャンドラヤーン1号であることがわかったといいます。

▼DSS-14
DSS-14

▼グリーンバンク望遠鏡
グリーンバンク望遠鏡_1

『月の乗り物』の意味をもつチャンドラヤーン1号は打ち上げからおよそ9ヶ月後に姿勢を制御する装置が故障。そして打ち上げから10ヶ月後、2009年8月29日に通信が断絶し同日深夜にミッション終了宣言していました。この探査機は月面における水の存在を確定的とする成果を挙げており、探査計画のおよそ95%を達成することができたと発表しています。

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