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先日、北朝鮮は新型エンジンの燃焼実験に成功したと国営朝鮮中央通信が報じました。実は試験されたエンジンについて推力80トン級としており搭載されれば射程は数千km、中距離弾道ミサイルになると可能性があります。

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北朝鮮は今月19日、中国との国境に近い西海衛星発射場にて新型の高出力エンジンの燃焼実験を実施し、これに成功したと発表しました。同時に燃焼試験を写した写真もいくつか公開されました。

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こちらが先日公開された新型エンジンとされるものです。注目してほしいのはエンジンの左右に搭載された小さいエンジンです。日本やアメリカのロケットエンジンでは目にすることがない形状をしているのですが、これはバーニアスラスタという主にロケットの姿勢制御用補助エンジンとなります。
バーニアスラスタはムスダンやテポドン2にも搭載されています。

▼弾道ミサイル『ムスダン』の発射写真。左右にバーニアスラスタの燃焼が確認できる。
ムスダン

▼ムスダンの原型となったR-27潜水艦発射弾道ミサイル。メインエンジンの左右にあるのがバーニアスラスタ
R-27

ただ、今回燃焼試験された写真をよく見てみるとバーニアスラスタが見えない裏側を含めると4つ確認できます。バーニアスラスタが4つあるというのはテポドン2の打ち上げで使用していた第一弾目がそれにあたります。ただ、テポドン2の第一弾目はエンジン1つにバーニアスラスタ1つのペアを合計4基搭載したものとなっています。

北朝鮮の発表によると試験に成功したエンジンの推力は80トン、燃焼時間は200秒です。ムスダンの原型となったR-27潜水艦発射弾道ミサイルは推力26トン。テポドン2およびその改良型とされるものは推力27トンのノドンエンジンを4基搭載、燃焼時間は130秒程度と考えられています。

試験されたエンジンの写真がはっきりせず判断が難しいのですが、何れにしてもテポドン2のように4基束ねたエンジンか、1基(バーニアスラスタ4基を含む)が80トンの推力のあるものを開発したことには間違いありません。搭載されれば重い弾頭を打ち上げることが可能なロケットになっているため、仮に発射され場合は日本本土を軽く飛び越える性能と射程があるのは確実と言えます。

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