かが

2013年より建造がすすめられてきたヘリコプター搭載護衛艦DDH-184『かが』について、本日横須賀港で海上自衛隊による就役式が行われたと報じられています。

護衛艦「かが」はいずも型護衛艦2番艦として建造されたヘリコプター搭載護衛艦(ヘリコプター空母)で全長248m、高さ23m、基準排水量1万9500トンです。これは海上自衛隊が配備している艦艇の中では1番艦「いずも」と同じく最大になります。



ヘリコプターは艦内に最大28基(大型機は14基)収容することができエレベーターに載せる形で甲板上に移動させます。また、艦艇自体はオスプレイや垂直離着陸機F-35Bといった航空機も運用可能だとしています(毎日新聞)。
乗員数は520人。主任務は潜水艦の捜索で艦隊の司令塔として運用される予定です。合わせて自衛隊員450名と73式大型トラックを最大50台搭載可能で災害派遣任務に対応可能な能力が備わっています。就役した「かが」は第4護衛隊群第4護衛隊(呉基地)に配備されます。

▼試験航海の様子


艦名「かが」は旧国名『加賀国』に由来していおり第二次世界大戦の旧日本海軍が保有していた正規空母『加賀』の二代目。加賀は真珠湾攻撃に参加した空母の1つで1942年6月5日ミッドウェー海戦で失っています。

加賀