後方乱気流

長距離を移動する手段として今も世界中を飛び回っている航空機。今年1月、見えない気流の乱れ『乱気流』によりビジネスジェット機が空中で5回転してしまうという前代未聞の事故が発生していたと伝えられています。

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高度1万メートルを飛行中だった乗員乗客およそ20人という小型のビジネスジェット機が、世界最大の旅客機・エアバス「A380型機」の作った乱気流に巻き込まれてコントロールを失い、あわや墜落という事態に陥っていたことが判明しました。ビジネスジェット機は空中で最大で5回も回転(ローリング)し、一気に高度を3000メートルも落としたにもかかわらず、奇跡的にコントロールを取り戻して無事に着陸していますが、数名の負傷者が発生しています。

GIGAZINE
記事によると事故に遭遇したのはボンバルディア『チャレンジャー600』というパイロット2名をふくむ乗員乗客21人乗りのビジネスジェット機です。この機体がドバイからドイツへ向かう途中、大型のA380型機により発生した後方乱気流に巻き込まれ制御不能に陥り、最大で横方向に5回転してしまったとしています。

▼事故のイラスト。イラスト内では『縦回転』と描写されているものの実際は『横回転』とのこと
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具体的な事故内容について、当時ビジネスジェット機は前方からやってくるA380型の300mほど下をすれ違い通過していたといいます。しかし、すれ違ってから1分~2分が経過した時、A380型機が発生させた後方乱気流に襲われ制御不能に陥りました。この事故で乗員が負傷したものの無事に着陸することができたとしています。


旅客機が生じさせる後方乱気流とは、航空機の両翼端から渦巻きのような乱気流が発生するもので、水平方向にグルグルと渦を巻いた乱気流が数分間に渡り発生し続け、時間の経過とともに高度を下げる特徴があります。

▼旅客機が発生させる後方乱気流の例


▼色付けされた煙により確認された後方乱気流。時間をおいて地上付近に届く様子が確認できます。


このような後方乱気流は旅客機が飛行している間発生し続けており特に大型機でその強さが増すことが確認されています。そのため、今回乱気流を発生させたA380型機であれば空港から機体が離陸した後は5分間、滑走路が閉鎖状態になり他の航空機の運用にも問題が生じているとしています。

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