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瓶から何かを注いただ時に発生する液垂れ。もちろん瓶以外も液垂れは発生するのですが米大学の研究チームは ワイン瓶の場合、数ミリの溝を設けるだけで不思議と液垂れしない方法を発見しました。

ワイン瓶からグラスにワインを注ぐ際には瓶の口から汁が落ちないように気を使う必要があったが、そのような心配をしなくても済む、新方式のガラスボトルをBrandeis Universityの研究開発チームが開発に成功したことが同大学の発表により明らかとなった。

Business Newsline
アメリカ、ブランダイス大学バイオ物理学の研究チームはワイン瓶自体の構造はほぼそのままで液体がこぼれ落ちない新しいタイプの瓶を開発することに成功しました。研究チームによると現在のワイン瓶は誕生してから200年間その形状はほとんど変化していないとして、発明した瓶を今後メーカーと共同で商品化していくとしています。

研究チームが開発した瓶は瓶口のみ形状が異なるもので深さ1mm、幅2mmの溝を設けるだけで液垂れがしないというものです。



液垂れしない瓶を作る上で瓶自体の形状を大幅に変更したり、消費者が何かを付けたり面倒なことはしなくてすむよう開発が続けられました。そこで研究チームは瓶口のみ形状を変えるという極めて簡単な方法で液垂れしない瓶を作る方法を考案しダイヤモンドカッターを使用し溝を掘ってみたそうです。

かなり単純な研究にも見えるのですが、この瓶を作るまで3年の時間がかかったとしています。