BE-4

アメリカの民間宇宙企業ブルー・オリジンが開発を進めている大型ロケットエンジン『BE-4』について、近く燃焼試験を実施すると報じられています。このエンジンは大型ロケット『ニュー・グレン』やユナイテッド・ローンチ・アライアンスの新型ロケットに搭載される予定です。

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Blue Originがこれまで開発を続けてきた液体メタンを使用した大型ロケットエンジン「BE-4」について、開発が完了し、近く燃焼試験段階に移行を予定していることが有力シンクタンク、CSISが主催したシンポジウムでの関係者の発言で明らかとなった。

Business Newsline
スペースXが再生ロケットを打ち上げる前に発表していたことに何か意図を感じてしまうのですが、民間宇宙企業ブルー・オリジンは2011年より開発を続けてきた新型ロケットエンジン『BE-4』について近く燃焼試験を実施すると発表しています。

BE-4は2015年に燃料を送り出すターボポンプを動かす駆動ガスを作り出すプリバーナー、推進剤を使って冷却する再生冷却式の燃焼室、及び燃焼室に推進剤を噴射する噴射器等の部品を組み合わせてたエンジンの燃焼試験映像が公開されていたことがあります。



また先月には量産型となる1基目が完成したと発表しており予想ではこの量産型を使用した燃焼試験が進められているものと考えられます。

ロケットエンジンは使用する燃料や燃焼の方法について幾つか違いがあるのですが、BE-4に使用されている燃料は液化メタン、酸化剤は液体酸素です。一般的にケロシン(石油製品)を燃料にするロケットエンジンが多いものの天然ガスのメタンを使用することでより安定した燃焼が可能になることやエンジンの部品数を少なくすることができ製造コストを削減できること、再利用にも向いており、燃料を加圧するための液体ヘリウムを搭載する必要がなくロケットそのものの安全性が向上するといわれています。

現在のところこのエンジンを採用しているのはユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が開発を進めているヴァルカンロケット(アトラスロケットの後継機)です。ヴァルカンロケットは打ち上げ後、燃料タンクとエンジン本体を切り離しエンジンのみ地球に帰還させヘリコプターで回収するという部分的な再利用方法が採用されています。(参考)


ヴァルカンロケット
記事によるとBE-4エンジンは最大で100回程度の再利用が可能だとしており、ブルー・オリジンが開発している再利用可能な大型ロケット『ニュー・グレン』にも採用が決定しています。 また、海外のロケットにも搭載可能だとしておりエンジンを輸出する可能性があるとしています。
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