image_4

アメリカ軍はシリア空軍基地にトマホーク攻撃を実施したものの、攻撃後空軍基地で撮影された写真にはロシア製の化学兵器を収めていた容器が写し出されていました。そのため「化学兵器が使用された証拠」などと主張されることがあるものの、実は別のものである可能性があります。

スポンサーリンク
アメリカ海軍がトマホーク巡航ミサイルを使用しシリアの空軍基地を空爆したという報道はご存知の方も多いと思うのですが、実は攻撃が行われた同空港を撮影された写真の中に、かつてロシアが化学兵器を収めていたものと同じ容器が大量に映し出されていたことが明らかになりました。この写真についてロシアのインターネットサイトをはじめ特にネットユーザーが指摘しているものなのですが、いくつか調べてみると化学兵器以外も収められている場合があることがわかりました。

問題の容器とは何か写真で紹介していきます。
image_1
こちらの写真が米軍による攻撃を受けたシリア空軍基地になります。写真中央に映っている金属製の容器に注目。

image_2

image_3
そしてこちらはロシア軍が保有していた化学兵器を無力化する作業が行われた際に撮影されたものです。見ての通り容器が同じ形をしていることがわかります。そのためシリアがロシア製の化学兵器を使用したのではないかという疑惑がネット上で語られています。

まず上の写真、ロシアで無力化された容器には文字が潰れて見えにくいのですが『БКФ-П P-55』という文字が確認できます。このP-55はソマンを指すものでサリンと同じような神経ガスの化学兵器となります。


しかし、この容器には化学兵器だけではなく全く別のものが収められるされ使用される場合があるとのことです。こちらの写真を撮影した人物は攻撃が行われてから間もなく同基地に訪れているのですが彼によると容器には『БКФ-П P-55』ではなく『БКФ-АО-2,5РТ』と書かれていたと紹介しています。

▼別の地域で撮影されたБКФ-АО-2,5РТと書かれた容器
БКФ-П P-55

そもそも『БКФ-АО-2,5РТ』とは旧ソ連が開発したクラスター爆弾を収めるデスペンサー『KMGU』で運用される子爆弾の1種です。KMGUにはБКФ-АО-2,5РТをはじめ7タイプの子爆弾を搭載し運用します。

▼БКФ-АО-2,5РТ等を収めるKMGU
KMGU

今回シリアで撮影された問題となった写真は空爆の早い段階で撮影されているため仮に化学兵器だった場合、撮影者も無事では済まず少なくとも写真に撮られたものについては通常兵器を納めた容器と考えられます。

シリアは2013年に化学兵器禁止条約に加盟しており化学兵器の開発・保有および使用を禁止した国になっています。当時シリアには化学兵器を扱う関連施設が25箇所、化学兵器の総量は数千トンとしており2014年までに化学兵器を全廃する計画を発表していました。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!