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アメリカ南部、テキサス州ダラス市で先日何者かに緊急サイレンシステムがハッキングされ、深夜に1時間も鳴り響くという事件があったと報じられています。

アメリカの複数メディアによると、現地時間4月8日深夜0時30分頃テキサス州ダラス市に設置されている緊急事態を知らせる警報システムが何者かにハッキングが行われ同日1時20分、おそよ1時間にわたり鳴り響くという事件があったと報じています。

Hacking blamed for emergency sirens blaring across Dallas early Saturday | Dallas | Dallas News

記事によると、ハッキングにより警報システムが作動したのは市内に設置されている156個のサイレンで、当局の担当者がサイレンを止めようと対応したものの現場が混乱したのか、それともこの手の事態には専門外なのか停止までに時間がかかってしまったとのこです。



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ダラス市によるとハッキングが誰の手により行われたのか現時点では分かっていないとしており、犯人の特定を始め今回の事態を受けて再発防止のために取り組みを行うとしています。

またダラス市によるとサイレンが鳴り響いた当時、午前3時までに4,400件以上の911通報があったとしており8,00件の着信が殺到し通話まで6分以上の待ちが発生していたとしています。一方市側はどのように対応していたのかは不明なのですが、とりあえずダラス市の公式Twitterでは「サイレンは誤報であり緊急通報しないでください」というメッセージを発信していたとのことです。


ただ、緊急サイレン以外もこのような公式TwitterやFacebookも同時にハッキングされ混乱に陥らせるということは可能であると考えられ、今後情報を正確に伝えるシステムの構築が必要になるものと思われます。