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今は知ることが出来ない過去の気候を情報を閉じ込めた氷床コア。南極や北極圏などで採取されることがあるものの、2万年以上を記録している氷床コアが冷凍庫の故障により溶けて無くなるという出来事があったと報じられています。

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氷床からドリル掘削機でくり抜いた「氷床コア」には太古の地球の気候に関する情報が詰まっています。カナダ領の北極圏から採取した「2万2000年前の気候情報が秘められた氷床コア」が、保管に利用していた冷凍庫の故障によって溶けて、消え去ったことが明らかになりました。

GIGAZINE
採取されたモノによっては数十万年前の地球の気候を知ることができるためこの手の研究ではとても重要な氷床コア。カナダのアルバータ大学は保管していた一部を溶かしてしまうという悪夢のような出来事があったとしています。

記事によると、故障があった冷凍庫は3億3000万円の費用をかけ今月完成したばかり。しかし、保管開始から数日後に冷凍庫から警告が発生。その警告とは『温度が上昇している』というもので研究員が駆け付けた頃には冷凍庫内は40度に達しており水だけが床に残っていたといいます。

▼氷床コア保管施設(アメリカ)
氷床コア保管施設

この冷凍庫にはカナダ最高峰ローガン山のあるローガン山脈から採取されたは2万2000年前のサンプルの他、1万6000万年前のサンプルなどでアルバータ大学が保管していた13%、長さにして180メートル分だったとしています。何れもコストの掛かったサンプルのため改めて採取するのは難しいとしています。

アルバータ大学の研究者によると世界の氷床コア保管施設で起こった中でも最悪の出来事だとしており、今後残されたサンプルを厳重に保管していくと話しています。

▼氷床コアを採取する様子(アメリカ)
氷床コア

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