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中国南部に位置する安徽省淮南市に建設されたのは湖面に浮かぶ形で発電を行うことができる浮遊式の太陽光発電所です。出力は原発1基のおよそ1/3、40MWとしています。

国内外の複数メディアによると、今回ソーラーパネルが設置されたのは石炭が豊富にあるということで有名な淮南市です。市には大きな湖があるのですが中国政府は持続的なエネルギー源開発として太陽光発電の設置を進めており中国企業『SUNGROW』が建設を進めたとのことです。

the world's largest floating solar plant starts producing power in huainan, china

今回建設された浮上式太陽光発電所は文字通り湖面に浮かぶ形で運用されます。実はこの湖、洪水等で水位が4~10mほど大きく変化し固定式ではない浮上式にすることにしたといいます。浮上式はインドやオーストラリアで建設されていたのですが発電量としては世界最大規模となったと説明されています。

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また稼働した太陽光発電の特徴としては、パネルが水面近くにあるということで地上よりも涼しい風が拭いておりパネルの加熱よる変換効率の低下が抑えられているといいます。また陸上に設置した場合は様々な利用が可能な『土地』を消費することになるためそのような懸念も少ないとしとしています。


水面に建設されたソーラーパネルとしては固定式のもの存在しており、中国浙江省では国内最大規模の200MW規模のものが今年1月に稼働しています。こちらは貯水池として利用されていたもので、地元の漁業者と太陽光発電の両方を協業できる『漁光互補』施設として成り立っています。(参考)
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Photp:网易新闻