F-35

国内外の複数メディアによると、愛知県豊山町にある三菱重工の小牧南工場で国内で組み立てが行われたステルス戦闘機F-35Aが完成し記念式典が開催されました。

日本で生産されたF-35Aは名古屋郊外にある小牧南工場はアメリカとイタリア、日本にしか建設されていない工場で、各地で生産された部品を最終的に機体として組み立てるFinal Assembly and Check Out(FACO)『機体の最終組立・検査』が可能な施設です。

日本のFACOでは、今回完成した国内生産初号機を含め38機を製造し、既にアメリカで生産され初飛行を終えている航空自衛隊向けF-35Aの初号機~4号機を含め42機を配備する計画です。

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Photo:新浪网
こちらの国内生産初号機、実質的には5号機目になる機体は2015年12月15日に生産を開始し、今年2月にはほぼ組み立てが完成し塗装が施される工程に移されていました。(参考)

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一方、アメリカで生産された航空自衛隊向けF-35A初号機~4号機については初号機は2016年8月24日(現地時間)に初飛行に成功しています。また残りの3機についても昨年中に初飛行が実施されたといわれています。
記事でも紹介されているようにアメリカ及び日本で生産されたこれらの機体に関しては青森県の三沢基地に配備される予定とのこです。

▼アメリカ産、航空自衛隊向けF-35A初号機 (AX-1 製造番号213号機)
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