騰雲計画_1

地球と宇宙を行き来できるスペースプレーン。アメリカではX-37Bという無人スペースプレーンが数機運用されているのですが、中国ではこれを数倍大型化したものを運用するという騰雲計画というものがあるそうです。

現在有人宇宙船はカプセル型となっておりスペースプレーンは宇宙旅行用として試験的に運用されている程度になります。騰雲計画はスペースプレーン『騰雲』を大型の航空機の背に乗せ空中発射するというもので、機体はアメリカではX-37Bをコピーしたかのような見た目となっています。

网友绘中国三种空天飞机设计图:即将变为现实_高清图集_新浪网

この謎の計画は中国の航空宇宙開発グループが提案したものだとしており、2030年にも試作機を完成させテスト飛行を実施したいと説明していたとされています。

騰雲計画_2
Photo:新浪网
最終的な打ち上げ計画はこの様に無人機と考えられる機体の上部に搭載する形で離陸し高度30~40kmで切り離し宇宙へ向かいます。スペースプレーンはそのまま地上数百kmの低軌道を周回します。離陸重量は100~150トンとのことです。

詳細は不明なのですが騰雲計画では高度30~40kmという高高度を飛行可能なエンジンを搭載した大型機が必要であり、宇宙船以外にも母機・エンジン開発など技術的な問題点はかなり多いものと考えられます。

騰雲計画_1
Photo:新浪网
騰雲計画_2
Photo:新浪网
騰雲計画_3
Photo:新浪网