中国水不足_1

著しい発展を遂げている中国。一方で沿岸部にある都市では水不足が問題となっており52の主要都市のうち9割で水不足が続いていると報じられています。

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2017年6月28日、科技日報によると、中国沿海都市の約90%で水不足が問題となっている。「主要河川が水不足から断流した。ダム6基で最低水位に近づき、7基は完全に干上った。約20万人が水不足にさらされている」。これは26日の山東省青島市の発表だ。

Record China
中国でなぜ水不足が深刻化しているのか、これにはいくつか理由があるそうなのですがその1つとして経済発展により大量に工場が作られたことにより水を大量消費、また工場に勤務する人も集まることで更に水が消費されるというものです。

水不足は特に中国北部、長江より北部に位置する地域で発生しておりこれを解消するため中国では5,000億元(約8兆3000億円)を投じ水資源が豊かな南部(主に長江や支流の漢江)から北部に水を送る「南水北調」という工事が行なわれました。結果、北京市などでは大量に摂られていた地下水の水位が回復傾向がみられるなど改善があったとされるものの依然として水不足の根本的な解消には至っていないそうです。

▼南水北調(工事中に撮影されたもの)
南水北調

解決策として期待されているのが記事でも主張されている海水の淡水化技術です。これは少なくとも2011年の時点で将来の導入を検討していたものなのですが、近年は技術の向上により生産コストが下り導入が現実的な選択肢になりつつあるとしています。

中国の水不足については一方で地球環境の変化により生じている面も少なからず考えられ中国水産業省が2013年に行った調査によると20年前にあったおよそ50,000本の河川のうち既に38,000本もの河川が干上がっておりその姿をみることはできないといいます。(参考)

▼2014年、河南省で発生した干ばつ。橋の下に残る僅かな水を求める住人
中国水不足

また水不足が深刻だという首都北京では過去に市民一人当りの水の消費量がドイツ人平均の2.5倍だとしておりゴルフ場、私用プール、景観(池や噴水など)、人口スキー場で水が大量消費されているという問題も指摘されていました。(参考)

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