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ここ最近中国のシェアサイクルの話題を多く紹介しているのですが、先月末とあるシェアサイクル企業が業界最短のわずか4ヶ月あまりで倒産したと報じられています。

中国のニュースサイト『cnBeta.COM』によると、6月30日株式会社3Vbikeは自社の公式マイクロブログにてシェアサイクルからの撤退を発表したと報じています。

第二家倒闭共享单车3Vbike 上线4个月比悟空单车还短命_IT与交通_cnBeta.COM

記事によると、3Vbikeは今年2月に中国河北省廊坊市、保定市、秦皇島市など4つの市、また福建省でシェアサイクルを投入していました。しかし、保定市で導入された自転車については3月の段階で営業が行えない状態に陥ったとしており理由は車両が破壊されるなど復旧が不可能な車両が多く出たためだしていました。

▼3Vbikeのシェアサイクル
3Vbike

またその他の地域に関しても1,000台規模の自転車を投入したものの多くが盗まれるなどして殆ど利益を得られない状態になったとしており、6月21日の段階で撤退を示唆する内容を投稿していたといいます。

他のメディアの取材を受けた3Vbikeの代表、呉盛華氏による「20%ほどの車両は盗まれると考えていたものの、ほぼ100%戻ってこないことは予想していなかった」と話しています。

中国では先月、Wukong Bike(悟空単車)というシェアサイクル企業が6ヶ月で倒産したと報じられ『業界初の倒産』として話題になっていたものの3Vbikeは時を同じく僅か4ヶ月で倒産していました。悟空単車が倒産した理由についてはGPSを搭載していないシェアサイクルの多くが行方不明になったことを理由としています。

9割の自転車が行方不明、シェアサイクル企業6ヶ月で倒産―中国 : ZAPZAP!