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地球温暖化防止のため各国・各都市では様々な対策が実施されています。その1つ特に矢面に晒される乗用車についてオロス市は駐車場を撤去することで自動車の流入を減らすという強行手段に取って出たと報じられています。

地球温暖化のさらなる悪化を防ぐため、各国はCO2排出抑制の懸命な取り組みを進めている最中だ。そんななか、ノルウェーの首都オスロが前代未聞の(ちょっと乱暴だがおそらく効果的な?)政策を打ち上げて話題になっている。

行政の努力とは裏腹に、市内を走るクルマの絶対数が減少しないことに業を煮やした市が、駐車スペース自体を街の中心部から排除してしまおうという荒療治を提案したのだ。

WIRED.jp
記事によるとオスロ市民のおよそ9割が「公共交通や自転車等の移動を好む」と回答しているにも市内を走る自動車数が減少しないという問題があったといいます。そのことを受け過去に自動車を締め出すという規制を実施しようとしたものの反対派からの強い抗議を受け結局実現しなかったといいます。

そこでオスロ市は、車を排除するのではなくそもそも車を駐車出来なくすれば市内を走る自動車が減るはずだと考え650箇所あるという路上駐車場の多くを撤去し公共スペースとして活用していくことを目指すとしています。

都市部を走る車がどのような理由からそこを走っているのか。オスロ市によると市内で排出される二酸化炭素のうち61%が市民の移動に関するもので61%のうち39%が乗用車だと主張しています。確かにオスロ市から車を排除すれば見た目と数値上のCO2排出量は減ると考えられるものの、国全体を見た場合では結局はそう変わらないのではないかと考えられます。
結局のところ車を排除するのではなくCO2を排出しない電気自動車を増やすなどの原因を取り除く以外方法は無いのかもしれません。