若松公園

先日、公園で遊んでいた児童がヤマカガシに噛まれ一時意識不明に陥る事故が発生しました。あまり馴染みのないヘビなのですが、実は国内に生息するヘビの中では最も毒が強く、噛まれた場合は非常に危険な生物と言われています。

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国内に生息する毒蛇として思いつくのはマムシそして沖縄にいるハブです。そのため、山や沖縄地方に行かなければ毒蛇に噛まれることはないと多くの人が思いがちなのですが今回ヤマカガシに噛まれた男児は近くに高速道路が走っている街中の公園で発生しました。



現場は兵庫県伊丹市にある若松公園ところで、このような環境でも猛毒を持つ毒蛇が生息している可能性があるということになります。

毒があるとわかったのは1970年代

昔から日本に生息しているにも関わらず1972年に中学生が噛まれ死亡したことで初めて毒蛇として認識されました。しかもヤマカガシがもっている毒は国内最強となっておりマウスによる半数致死量はヤマカガシの毒は5.3μg(マイクログラム)に対し、マムシが19.5~23.7μg、ハブ34.8μgとなっておりマムシの3.7~4.5倍、ハブの6.6倍も強いということがわかります。(他にはマムシの10倍とのデータもある)

毒蛇

蛇の毒は唾液が進化したもので『神経毒』と『出血毒』の2つに分けられます。簡単に紹介すると神経毒は噛まれると痛みはあまり出ないものの筋肉の麻痺や痙攣が発生し動くことが出来なくなるなど即効性があることが特徴で結果的に心臓や呼吸器も停止するという、私達がよくイメージする毒となっています。
一方『出血毒』は激しい痛みを生じ、血液をゼリーのように固まらせる凝固作用や出血を止まらなくする作用、血管を破壊し内出血させる作用、筋肉を壊死させる作用がある毒をまとめて出血毒としています。

ヤマカガシの毒は後者の出血毒を多くもっており、腫れや痛みはほどんど出ないとされるものの時間が立ってから内臓出血や脳出血を起こすなど生命に重大な影響を与える場合があります。

噛まれた場合の対処

一般的に毒蛇に噛まれた場合はじっとして助けを待ったほうが良いなどと言われているものの、
2015年に日本の救命救急医らが発表したデータによると実際はそうではなく、走ってでも病院に行ったほうがその後の入院期間が短くなり、炎症も小さいことが分かっています。
マムシにかまれたら、走ってでも受診を! : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

街中でヤマカガシに噛まれ意識不明に陥るという非常に危険な状態に陥ったことについて過去このヘビで死亡した例は1972年、1982年、1984年の3例のみとなっており、噛まれ重症化した例で使用されるという血清の使用も2001年までに11例となっています。
ヤマカガシは臆病で自ら近寄ってくるようなヘビではないと言われているのですが、そのような毒ヘビであっても遊びの対象としてしまう子供には「ヘビがいた場合は近寄らない」と教えてあげたほうが良いでしょう。
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