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今月26日、北朝鮮南東部から発射された飛翔体について韓国メディアによると弾道ミサイルではなく自走式の多連装ロケット砲から発射された可能性が高いと報じています。

韓国メディア、聯合ニュースによると、今月江原道から日本海に向け発射された短距離ロケットとされた飛翔体に関して到達高度は50km、射程は250kmだったことを受け、韓国政府筋によると新型のロケット砲の発射テストの可能性もあると報じています。

北, 26일 쏜 발사체 비행고도 50여㎞…신형 발사체 가능성(종합)

記事によると、今回の発射に関して通常250kmを飛行する弾道ミサイルだった場合は通常の飛行高度がおよそ80km前後になるとし、遥かに高度が低かったことから弾道ミサイルとは異なるとしています。また過去に発射された射程200kmの300mmロケット砲の飛翔軌道と似ていることから、これを改良した新型のロケット砲の可能性があるとしています。

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発射地点を中心に250kmの円(目安)
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飛翔体については30分かけ3発発射されたものの2発が発射直後に爆発、1発が250km程度飛翔したとしています。



多連装ロケット砲とは一般的に車体に発射管が取り付けられたもので、トラックの荷台のように傾かせることで発射を行います。また固体燃料が使用されているため、いつでもどこでも発射することが可能で短時間に大量のロケットを発射することができる特徴があります。

上の画像からも分かるように韓国の首都ソウルは北朝鮮軍が保有する多数の多連装ロケット砲の射程に入っており、開戦となればこの手の通常兵器による一斉攻撃が実施されると考えられています。