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中国の複数メディアによる、北朝鮮が行った核実験を受け国内のソーシャルメディアなどでは「水爆」という文字列が検索できなくなるなど検閲が開始されていると報じられています。

2017年9月5日、米ボイス・オブ・アメリカによると、北朝鮮が3日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功したと発表したことを受け、中国のオンライン上で議論が高まる中、中国版ツイッターの新浪微博(シナウェイボー)で「水爆」を意味する中国語が検索禁止ワードになっている。

Record China
記事によると国内で2億人以上が利用しているという中国版ツイッター『ウェイボー』で「水爆」の文字列を検索すると「関連する法律、法規、政策に従い、結果を表示することはできません」と表示される状態が続いているとしています。

またウェイボーでは投稿された書き込みについても相次いで削除されているとされ、BBCによると「北朝鮮はBRICS開催を6.3級の爆竹で祝った」「でぶの金がお祝いの一発をかました」などという書き込みについても削除されました。加えて「中国のサイバー監視当局は今日、金正恩に関する投稿を削除しまくってるな」という書き込みもあったものの当局により削除されたとのしています。

記事で書かれているように中国では今月3日から新興5カ国(BRICS)首脳会議が開催されており、その翌日に北朝鮮が核実験をおこなていました。

中国では政治的な意味を含む書き込みが削除されたり検索できなくなることが近年相次いでおり、7月には習近平国家主席が『ドラえもんのジャイアンに似ている』という理由からジャイアンが検索不能になるとなど報じられていました。(参考)