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ホテルや旅館を経営する上で備品が壊されたり盗まれる被害でることは容易に想像できますが先日、中国で営業を一時取り止めていたホテルでありとあらゆる備品が盗まれ室内が全壊状態になる被害があったと報じられています。

中国メディア『陕西新闻网』によると今月9日、陝西省の省都西安市の西安二环路にあるホテルで大量の備品が持ち去られる窃盗被害があったと報じています。

西安一酒店遭“拆迁式”偷盗 连插板都不放过-西部网 陕西新闻网

記事によるとこのホテルは2016年に事業を一時中断し近日再開を目指していました。最近、ホテルの所有者がホテル内部を点検したところ備品の多くが盗まれる被害にあっていたことがわかったとしています。

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経営者によると盗まれたのはテレビ、エアコン、パソコン、浴室乾燥機などの大型電気製品の他、シャワーやドアノブまで盗んでいく徹底ぶりだったといいます。またその盗み方が乱暴で床には壁や剥ぎ取った部屋の一部と考えられるものが散乱しており、ホテル全体が廃墟のような姿になっていたといいます。

少なくともテレビやエアコンは70台以上盗まれており被害額は100万元(約1,700万円)になるとしており、営業再開への道は更に遠くなったとのことです。

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中国におけるこの手の窃盗被害については今から10年前に就役した中国版高速鉄道で発生していた出来事が有名です。これは就役後1ヶ月後の定期点検で車両に搭載されている備品の多くが盗まれていたというものです。
具体的には手洗い場のセンサー式蛇口や緊急脱出用のハンマーなど、さらに目につきにくいトイレに被害が集中しており便座の温度調整つまみからペーパーホルダーの軸まで盗んでいくという被害だったと報じられていました。(参考)